はり太郎ブログ Haritaro’s Blog
三陰交という名穴
2023.09.06「三陰交」というツボをご存じでしょうか。
少し前になりますが、NHKの特番で妊娠中にこのツボの施灸すると子宮の血流量が増加すると紹介されています。
また、妊娠中の三陰交のお灸については『女性の一生と漢方』という名著にも書かれており、効果について以下のように書かれています。
・副作用がなく安全
・胃腸が丈夫な子供が生まれる
・リズム感が発達し、敏捷性の高い子が生まれる
・聡明で活発な子供に成長する
・陣痛が軽く済む
・胎盤の血液供給量が安定する
・胎教に良い などなど
著者である石野信安先生は、「30年もやっているが一度も副作用と思えるものを見たことがない」と書かれており、その効果のほどは妊婦さんにとっては嬉しいものばかりですよね。
私も妊娠中、同著に書かれていた通りに毎日施灸していました。
結果として一番驚いたのは、長男のへその緒の立派なこと!退院後も自宅でしばらく乾かしておいたほどでした。
安産というのは色んな条件が関与するので、一概に妊婦さんの体調管理だけで万全!とは言い切れない部分があるかとは思いますが、胎盤への血液供給量が安定していると赤ちゃんの胎内発育に良いことは間違いありません。
また、そうした安定した子宮内環境が、石野先生がおっしゃられるような赤ちゃんの身体能力だったり、内面性に影響を及ぼすのかもしれないな、と思った次第です。
当院では、希望される方には自宅施灸もお教えします。
本の中にも書かれていましたが、「母体のために、またお腹の中の赤ちゃんのために良いことをしている、という姿勢がなにより胎教に良い」という事です。
まったくもって同感です。