はり太郎ブログ Haritaro’s Blog

生理中の漢方蒸しについて

2024.07.23

いよいよ梅雨明けでしょうか。

猛暑日が連日続き、陽射しも刺すようですね。

私も京都に移住してきて、早6年が経ちますが、毎年この湿度と暑さには驚かされます。

アイスでも…とつい思ってしまいますが、内臓を直接冷やすと夏バテにテキメンですので、ほどほどにという所です。

 

さて、生理中の漢方蒸し・よもぎ蒸しについてです。

結論を申し上げると、当院では生理中もやっていただけます、とご案内しています。

 

まず、生理中のよもぎ蒸しの懸念事項は、衛生面と生理経血への影響、健康面かと思われます。

 

①衛生面

ご存じのように、血液を媒介して移る病気というのがございます。(HIV、B型肝炎など)

特に、よもぎ蒸しはデリケートゾーンが触れる場所ですし、衛生面は特に気になりますよね。

当院では、使い捨ての紙ショーツにナプキン着用で、足蒸しを中心に温まっていただいております。

もし生理時に限らず経血が付いてしまった場合は、感染面を考慮して消毒など対処致しますので、ご申告だけお願い申し上げます。

 

②経血への影響

私自身の体験ベースではありますが、血行が良くなったからといって経血量が増すといった印象はありません。

しかし、漢方蒸しを行う中で、生理周期に何かしら影響が生じる場合はございます。例えば、生理が早まったりすることはあるように思います。

 

③健康面

生理中はだるい、眠い、つらい、といった症状が出る場合もございますね。

漢方蒸しは、座位を維持しないといけないので、温めることで苦痛が緩和することはございますが、つらい時に無理して行うことはないかなと個人的には思っています。

漢方蒸し自体は、体質を少しでも良くしよう!という補助的なものですので、継続していくにつれて、生理中の不快症状が緩和に向かっていくと思います。

つらい時、特に横になっていたいな、という際はおうちなどのリラックスできる空間で横になり、元気な際に漢方蒸しを行い、生理に備えるのが良いと思います。

 

生理中は、お風呂に入れず下腹部が冷えてつらいですというお声をいただいた事がございます。

ほんの数日とも思いますが、生理中は体温も下がりますし、私自身生理初日は出産時に切られた会陰の古傷が痛み、お尻当たりが冷えて辛いのです。

健康を押してまでは行う必要はありませんが、もし生理中にこそ脚や骨盤周り、腰などしっかり温まりたい方はおすすめです!

夏こそ生理痛がひどくなるということも聞きますので、是非ご相談ください。

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